サービス満点!
先週末、北海道漢字同好会のみなさまにお招きいただいて、札幌へ行ってまいりました。
ちょうどうまいタイミングで雪もやみ、それほど寒くもなく、足元がすべるようなこともなく。大漢和辞典の編纂にまつわるお話を気分よくさせていただいて、おいしい海のものをたくさんいただいて、まったくハッピーな週末だったのでした。
空いた時間に散歩に出たところ、ホテルの近くに、北海道庁旧本庁の赤れんが庁舎が建っていました。入場無料とのことなので、中を覗いてみつけたのが、この写真。明治43年に書かれた、工事中の看板のようです。
ぱっと目についたのは、「道」の字。「首」の上に毛が生えた、なかなか風格のある字体です。
この字は「2点しんにょう」になっていますが、1番下の「造」は、「1点しんにょう」の新字体。ついでに真ん中あたりの「舎」も、文句なしの新字体です。
その上の字は、旧字体ならば「廳」とあるべきところ、「耳」の下の「王」が抜けているようです。でも、なかなか堂々とした漢字ではありませんか。
ほかにも、「層」はれっきとした旧字体だけど、「れんが」の「れん」はかつてのJIS字体。「海」はみごとな新字体などなど、盛りだくさんです。
新字体だとか旧字体だとか、正字だとか略字だとか、細かいことに気を取られている常日ごろ。まったく、何なのでしょうねえ!
北海道漢字同好会のみなさんの歓迎ぶりもサービス満点でしたが、赤れんが庁舎もサービス満点で、私を迎えてくれたのでした。
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