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2016年6月

2016年6月24日 (金)

つわものからのお呼ばれです!

 今回は、イベントのお知らせです。

 毎日新聞社さんが、本社のパレスサイドビルに設けている「毎日メディアカフェ」というイベントスペースがあります。来たる7月20日(水)の夜、ここで開催される「記者報告会・漢字の使い分けを考える」にお呼ばれして、同社校閲部の岩佐義樹さんと、漢字の使い分けについておしゃべりをすることになりました。

 新聞の校閲をされているみなさんは、漢字の使い分けには一家言お持ちのつわものぞろい。日々、向き合っていらっしゃる文章の分量を考えますと、辞書の編集者などよりも、はるかに百戦練磨と申せましょう。拙著『漢字の使い分けときあかし辞典』でお示ししたような内容が、はたして受け入れていただけるのやらどうやら、今から戦々恐々です。

 定員は30名で、参加は無料とのことです。ご興味のある方は、ぜひ、足をお運びください。
 詳細は、以下をご参照ください。
 https://mainichimediacafe.jp/eventcal/list/?d=20160720

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2016年6月 9日 (木)

これも漢字なのかもしれない?

 前回のつづき。

 漢字なのか記号なのかよくわからないものが漢和辞典に載っていることがある、ということで言えば、「〆」もその1つです。これは、もともとは、封筒などの封じ目に付けるバッテンのような印であって、漢字ではありません。

 しかし、その一方で、「〆切り」「月末〆」のようにも用いられます。つまり、「しめ」とか「しめる」といったきちんと定まった読み方があるわけですから、文字と呼んでもよいでしょう。

 とすれば、日本で作られた漢字、いわゆる「国字」だと考えて、何がいけない?

 というわけで、漢和辞典の中には、「〆」を堂々と収録しているものが少なからず存在しています。部首は「丿(の)」で、画数は2画。国字ですから音読みはなく、訓読みは「しめ」「しめる」だといった具合です。

Photo

 と言っても、「〆」が漢和辞典に載るようになったのは、そんなに古いことではありません。恐らく、1990年代ごろからではないでしょうか。読者の方から「どうして載っていないのですか?」という問い合わせでもあったのではないか、と想像されます。

 さて、そうしますと、同じ伝で漢和辞典に載ってもよいと考えられるのが、「〼」です。写真のように使われているのを、ご覧になったことはありませんか?

 これは、もともと、お酒などを量る「ます」を表す記号。それが、ダジャレ的に文末表現の「ます」を表すのに使われることがあるのです。つまり、「ます」という、きちんと定まった読み方があるのですね。

 だったら、これも「国字」だと考えてもよいのかも? 漢和辞典に収録するとすれば、部首は「囗(くにがまえ)」、画数は4画ということになるのでしょうねえ!

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