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2015年2月

2015年2月 7日 (土)

帯にびっくり、読んでびっくり。

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 新幹線の中で読もうと、梅田の紀伊國屋さんで何気なく買い求めた、新潮文庫のマーク・トウェイン『ハックルベリイ・フィンの冒険』。いざ読もうと思ってリュックの中から取り出してみたら、帯の文句に目が行きました。

 ピンクのチェックの地に、真ん中に大きく「NHK連続テレビ小説 花子とアン」とあって、上には「話題の《村岡花子訳》で味わう世界の名作!」と書いてあります。まったく恥ずかしながら、村岡さんは『赤毛のアン』シリーズだけではなかったのですね。

 奥付を見ると、平成26年2月10日発行の88刷。去年の今ごろ、『花子とアン』が始まるのに間に合うように増刷して、帯もかけたのでしょう。さすが新潮社さん、手堅い商売だなあ!

 そんなことを考えながら眺めておりましたら、妙なことに気づきました。この帯、背の部分が白いままなのです。

 ふつう、カバーの背の下の方には、著者や出版社の名前が入ります。帯をかけると、それが隠れてしまうので、隠れた文字を帯の背の部分にも印刷しておくのが、一般的な作り方。ただ、時には、ここに宣伝文句を入れることもあります。

 そうしておけば、書店で棚に差された状態でも、お客さんに何らかのメッセージを発することができます。もちろん、著者や出版社の名前は示せないわけですが、それ以上に伝えたいことがあれば、背の部分も宣伝媒体として有効活用しよう、というわけです。

 なのに、それが白いままというのは、ハナから平積みされることしか想定していないということか。それとも、何かほかに事情があったのでしょうか……。

 それはともかく、『ハックルベリイ・フィンの冒険』、遅まきながら初めて読みました。ミシシッピの大自然に抱かれて、愛すべき少年が活躍するユーモア冒険小説かと思いきや、ちょっとびっくり。ずいぶんとスプラッタなお話なのですねえ!

 これがそのままリアルだとはもちろん思いませんが、南北戦争前のアメリカ南部には、こんな一面もあったのでしょうね。

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