« たった1文字の中に | トップページ | やっと見つけた新商品! »

2014年2月 5日 (水)

現在、活動範囲を拡大中!

Photo

 日本はおろか、世界中を驚かせた、小保方晴子さんのSTAP細胞発見の大ニュース。あの田中さんのノーベル賞受賞の再来を思わせる、フィーバーぶりです。

 そのニュースの中で、共同研究者だかどなたかの先生が、「彼女の研究はインパクト感のある研究だ」とおっしゃっていました。この「インパクト感」ということばが、耳に残りました。

 「期待」とは感じるもの。だから、「期待感」ということばは、意味の上では二重の表現です。「空気感」も同じで、「感」はなくても意味は十分に通じます。ただ、そこにあえて「感」を付けることで、何はともあれ「そんな感じなんだ」ということを伝えようとしているのでしょう。これは、近年、顕著になってきた「感」の用法ではないかと思います。

 この「感」を使うと、押しつけがましさのあまりない、どこかふわっとした表現になる傾向があります。ことばにウルサイ方々からは一言も二言もいただいてしまいそうな、いかにも現代的な表現ですね。

 ところが、「インパクト感」の場合は、そんな「感」が、「インパクト」というかなりストレートな、押しの強いことばと結び付いています。そこがなかなか斬新だよなあ、と考えたわけなのでした。

 その記憶もまださめやらぬ先日、何年ぶりかでジーンズを買いに出かけました。試着をして、裾を見てもらおうと店員さんに声をかけると、
「ウエストのサイズ感の方は、大丈夫ですか?」
 その「感」もなくてもよさそうな……、と思いつつ、やりとりをしていると、
「裾のしわ感は、これくらいでよろしいですか?」

 おお! そういう「感」の使い方もあるのか! これは、「しわに対する好み」というようなことを指す表現なのでしょうか。

 「感」の今後の展開からは、目が離せません。

|

« たった1文字の中に | トップページ | やっと見つけた新商品! »

漢字・ことば」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1639146/54870949

この記事へのトラックバック一覧です: 現在、活動範囲を拡大中!:

« たった1文字の中に | トップページ | やっと見つけた新商品! »