« 人生はじめての経験 | トップページ | 思い切って書いてみました! »

2014年2月27日 (木)

おいしいだけではありません!

Photo

 調べものがあって区立の石神井図書館に行ったついでに、すぐ近くにある「甘藍の碑」を見てきました。写真ではちょっと見えにくいですが、「甘藍」の上にはきちんと読みがなが振ってあって、「キャベツ」と読みます。

 練馬の農作物といえば大根が有名ですが、現在ではキャベツの方が特産なのだとか。生産量は都内最大だそうです。この碑は、そのことを顕彰するために、1998(平成10)年に建てられたものです。

 ただ、ぼくが気になるのは、もちろん「甘藍」という漢字。キャベツをこう書き表すのは、中国語に由来しています。ただ、「甘」の方はいいとして、どうして「藍」なのでしょうか?

 現物を見たことはないのですが、写真で見る限り、植物の「藍」は、キャベツとは似ていません。分類上も、藍はタデ科で、キャベツはアブラナ科。専門的なことはよくわかりませんが、近しい関係にあるとは思えないですね。

 そこで、いろいろと調べていて目についたのが、キャベツは染料にもなるということ。特に赤キャベツ(紫キャベツ)は、赤紫色の染料の原材料としてポピュラーなもののようです。

 「青は藍より出でて藍よりも青し」(荀子・勧学編)ということばがあるように、藍といえば、昔からよく使われてきた染料です。キャベツはヨーロッパ原産ですから、中国に伝わってきたときに、染料つながりで「甘藍」と呼ばれるようになったのかもしれません。

 練馬の畑で作られているキャベツは、もちろん、食べるためのもの。その記念碑から、食用以外の使い道を教えられた、という次第でした。

|

« 人生はじめての経験 | トップページ | 思い切って書いてみました! »

漢字・ことば」カテゴリの記事

コメント

いつも楽しみにおじゃましております。
なるほど、染料。色から来ている可能性もありますね。
由来はいろいろと気になります。

投稿: ボクちゃん | 2014年2月28日 (金) 12時38分

いつもありがとうございます。「藍」の付く植物をいくつか調べてみたのですが、「馬藍」とか「菘藍」とか「板藍根」とか、どれも染料の原料らしいのです。そこからの類推なのですが……

投稿: 円満字二郎 | 2014年3月 1日 (土) 11時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1639146/55156671

この記事へのトラックバック一覧です: おいしいだけではありません!:

« 人生はじめての経験 | トップページ | 思い切って書いてみました! »