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2014年2月

2014年2月27日 (木)

おいしいだけではありません!

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 調べものがあって区立の石神井図書館に行ったついでに、すぐ近くにある「甘藍の碑」を見てきました。写真ではちょっと見えにくいですが、「甘藍」の上にはきちんと読みがなが振ってあって、「キャベツ」と読みます。

 練馬の農作物といえば大根が有名ですが、現在ではキャベツの方が特産なのだとか。生産量は都内最大だそうです。この碑は、そのことを顕彰するために、1998(平成10)年に建てられたものです。

 ただ、ぼくが気になるのは、もちろん「甘藍」という漢字。キャベツをこう書き表すのは、中国語に由来しています。ただ、「甘」の方はいいとして、どうして「藍」なのでしょうか?

 現物を見たことはないのですが、写真で見る限り、植物の「藍」は、キャベツとは似ていません。分類上も、藍はタデ科で、キャベツはアブラナ科。専門的なことはよくわかりませんが、近しい関係にあるとは思えないですね。

 そこで、いろいろと調べていて目についたのが、キャベツは染料にもなるということ。特に赤キャベツ(紫キャベツ)は、赤紫色の染料の原材料としてポピュラーなもののようです。

 「青は藍より出でて藍よりも青し」(荀子・勧学編)ということばがあるように、藍といえば、昔からよく使われてきた染料です。キャベツはヨーロッパ原産ですから、中国に伝わってきたときに、染料つながりで「甘藍」と呼ばれるようになったのかもしれません。

 練馬の畑で作られているキャベツは、もちろん、食べるためのもの。その記念碑から、食用以外の使い道を教えられた、という次第でした。

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2014年2月17日 (月)

人生はじめての経験

 週末の大雪は、たいへんでしたね。今朝のニュースでは、所によってはまだ立ち往生されている方もいらっしゃるとのこと。一刻も早い復旧を祈っております。

 わが家の周囲も、おそらく20センチは超えるんじゃなかろうかという積雪になりました。土曜日は雪かきに追われ、今朝になってもまだあちこちの筋肉が痛んでしかたありません。

 ぼくの育った兵庫県西宮市は、冬は空気が乾燥していて、めったに雪が積もりません。ですから、子どものころは雪が降ると大はしゃぎをしたものです。天から降り注ぐ白片をゆううつな気分で眺めるというのは、今年が生まれて初めての体験でした。

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 そのゆううつさの原因の半分は、最近は「通い」になっている、例のフリーランス猫くんにあります。こんなお天気の中で、大丈夫かなあ。きっと、どこかで凍えているんだろうなあ。

 嵐や雪の日にはいつもそんな心配をするのですが、今回は、まだ積雪数センチという金曜の夕方にやってきて、キャットフードを一気食い。食べ終わるやいなや、降りしきる雪の中を、小さな黒い足跡を残して、駆け足で去っていきました。

 どこか、雪を避けるのにいい場所があるのでしょう。「でも、うちの中で過ごす方が絶対に快適だよ」と言い聞かせてはいるのですが、なかなか居ついてはくれません。お付き合いするようになって、今回が3度めの冬。来年の冬は、なんとか暖かいところで過ごさせてやりたいものです。

 ところで、芸術新聞社さんのHP「art access」で、「雨の漢字の物語」という連載を始めさせていただくことになりました。
  http://www.gei-shin.co.jp/art-access/index.html

 福島泰樹さんや岡崎武志さんをはじめ、錚々たるメンバーがご執筆なさっている片隅をお借りしての連載です。ご興味のある方は、ぜひとも覗いてご覧になってください。

 以上、雪にまんざら関係がなくもない、「雨」に関する告知でした。

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2014年2月13日 (木)

やっと見つけた新商品!

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 ついに見つけました! マスヤさんの「おにぎりせんべい 銀しゃり」。

 最近では、ふつうの「おにぎりせんべい」ならば、東京でも比較的たやすく手に入るようになりました。しかし、この「銀しゃり」はなかなか見当たらず、父の様子を見に兵庫県の伊丹市へ行くときに、探していたのです。

 かの有名な高級スーパー、ikariさんには見当たらず(当然か?)。生協さんにも見当たらず。ローソンさんにもサンクスさんにも、ふつうの「おにぎりせんべい」はあるものの、「銀しゃり」はありません。

 残念だなあ、と思っていたら、先日、尼崎・伊丹地区の地元スーパー、OOG(オオジ)さんで、銀色に輝くこの袋をついに発見。真っ昼間のスーパーで、スナック菓子1袋だけ持ってレジに並ぶのはなんだよなあ、とは思いつつも、喜び勇んで買い求めたのでした。

 で、東京に持って帰って、早速、試食。カリッとした食感は「おにぎりせんべい」ですが、味は、亀田製菓のソフトサラダのような感じ。ただ、大粒の塩がまぶしてあるのがアクセントになって、ちょっとやみつきになりそうなおいしさです。

 とはいえ、比べてみると、ふつうの「おにぎりせんべい」の方が、ぼくは好きですねえ。ちなみに、以前、もう1つのラインナップ、「おにぎりせんべい ソース味」も食べてみましたが、やっぱり、似たような感想でした。

 40年以上も食べ続けているから、あのおしょうゆの味と香りが脳髄のどこかに染みついてしまっている、ということなのでしょう。

 あっというまに空になった「銀しゃり」の袋をたたみながら、だんだん保守層の気持ちがわかるようになってきたなあ、と思ったことでした。

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2014年2月 5日 (水)

現在、活動範囲を拡大中!

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 日本はおろか、世界中を驚かせた、小保方晴子さんのSTAP細胞発見の大ニュース。あの田中さんのノーベル賞受賞の再来を思わせる、フィーバーぶりです。

 そのニュースの中で、共同研究者だかどなたかの先生が、「彼女の研究はインパクト感のある研究だ」とおっしゃっていました。この「インパクト感」ということばが、耳に残りました。

 「期待」とは感じるもの。だから、「期待感」ということばは、意味の上では二重の表現です。「空気感」も同じで、「感」はなくても意味は十分に通じます。ただ、そこにあえて「感」を付けることで、何はともあれ「そんな感じなんだ」ということを伝えようとしているのでしょう。これは、近年、顕著になってきた「感」の用法ではないかと思います。

 この「感」を使うと、押しつけがましさのあまりない、どこかふわっとした表現になる傾向があります。ことばにウルサイ方々からは一言も二言もいただいてしまいそうな、いかにも現代的な表現ですね。

 ところが、「インパクト感」の場合は、そんな「感」が、「インパクト」というかなりストレートな、押しの強いことばと結び付いています。そこがなかなか斬新だよなあ、と考えたわけなのでした。

 その記憶もまださめやらぬ先日、何年ぶりかでジーンズを買いに出かけました。試着をして、裾を見てもらおうと店員さんに声をかけると、
「ウエストのサイズ感の方は、大丈夫ですか?」
 その「感」もなくてもよさそうな……、と思いつつ、やりとりをしていると、
「裾のしわ感は、これくらいでよろしいですか?」

 おお! そういう「感」の使い方もあるのか! これは、「しわに対する好み」というようなことを指す表現なのでしょうか。

 「感」の今後の展開からは、目が離せません。

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