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2013年11月13日 (水)

未来への心配

 40代も後半にさしかかってきますと、昔では考えられなかったような悩みが出て参ります。曰わく、肩こり、冷え症、目のかすみ。

 そして、何よりも厄介なのが、口臭であります。そこで、1日に何度も歯を磨いたり、マウスウォッシュを使ってみたりするわけなのです。

 先日も、口をくちゅくちゅやりながら、なんとなく、マウスウォッシュの容器を眺めておりましたら、こんな表示が目に飛び込んできました。

Photo

 一時はCMでイヤと言うほど聞かされたキシリトールや、不勉強にて耳にしたこともないエリスリトール、そして昔なつかしい響きのサッカリンNaなどは、みんな「嬌味剤」だというのです。ちょっと、見たことのない熟語ですね。

 「嬌」は、音読みではキョウ。女性としての魅力があることを表す漢字で、「愛嬌」のように使います。とすれば、「嬌味剤」は、はやりのことばで言うと「女子力アップ」の薬剤なのでしょうか?

 調べてみると、「矯味剤」ということばは、国語辞典にも載っているようです。「味を矯正する薬剤」ということでしょうが、キシリトールなどなどに対して用いるには、「矯」という漢字はなんだかキツすぎますね。

 そこで、「矯」を「嬌」に変えて、「嬌味剤」という熟語が生まれたのではないかと思われます。しいて説明してみれば、「口当たりをやわらかくする薬剤」といった意味合いなのでしょう。

 ちなみに、近所のドラッグストアで、各社のマウスウォッシュを比べてみましたが、ほかに「嬌味剤」という熟語を使っているものは見当たりませんでした。とはいえ、ネットではそれなりに使われているようです。

 この熟語が市民権を得た日には、漢和辞典の「嬌」の意味も、少し書き直さないといけない。そんなことを、心配したりしたのでした。

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