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2013年5月11日 (土)

会員番号39

 ぼくは極端な味オンチで、自分の舌にはまったく信頼を置いていません。それでも、「おいしい!」と感じるものはもちろんあって、その1つが、亀田製菓の「柿の種」。眠る前に、ぼーっとテレビを見ながら食べていると、口の中から直接、鼓膜を震わせるカリカリとした響きに、この世に生まれた幸せを感じます。

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 その小袋に印刷されている「けなげ組」というコラム(?)を読むのは、「柿の種」愛好者共通のたのしみでありましょう。ぼくのお気に入りは、もちろん、会員番号39の「雑」。どうでもいいものを指しているようで、実は世の中を支える根性にあふれているという、まさにけなげな漢字です。

 「けなげ組」の会員番号は100番まであるのですが、漢字を扱ったものとしてはもう1つ、会員番号69の「凸凹」があります。きっと厳しく選抜されたであろう100の会員の中に、2つも漢字を入れてくださるとは!

 亀田製菓は、新潟の会社。新潟といえば、『大漢和辞典』の諸橋轍次先生をはじめ、昭和を代表する漢詩人として知る人ぞ知る鈴木虎雄や、道教研究で名高い小柳司気太など、数々の漢学者を輩出してきたお土地柄。その遺風が、「けなげ組」にまで残っているのかもしれない、などと空想してみたりもするのです。

 ちなみに、「けなげ組」の会員番号1は「柿の種」。そして、会員番号100は「あなた自身」。なんとも心憎いラインナップです。

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