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2012年10月16日 (火)

その勢いでどこへ行く?

Photo  1939(昭和14)年刊行、塩谷温『新字鑑』(弘道館)という漢和辞典を見ていて、ちょっとおもしろい四字熟語を見つけました。

 「惰気満満」。説明には「なまけきぶんがみちみちていること。すっかりだらけきっていること」とあります。

 「やる気満々」ということばは知っているし、ぼくだって使ったこともあります。が、こんなことばがあったのか? そう思って、確認の意味で電子辞書の『広辞苑』を調べてみると、「惰気」という項目に、用例として「—満満」とありました。辞書的には、さほど珍しいことばでもないようです。なるほど、勉強になりました。

 それにしても!

 「満々」とは、もちろん、いっぱいになること。ぼくにとっては「はち切れそうになる」くらいのイメージがあることばです。アクティブな、いやもっと、アグレッシブな意味合いを持っているのではないでしょうか。

 それが、「惰気=なまけ気分」と結びつくことがあろうとは!

 おだやかな秋の空を見上げていると、ついつい、ヤルキナシオ君になってしまって、今日は一日、ごろごろして過ごそうかなあ、などと考えてしまいがち。そんなぼくも、どうせやる気がないのなら、せめて「惰気満々」の勢いくらいは持つべきではないだろうか?

 でも、このアグレッシブさ、いったい何の役に立つんだろうなあ……

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