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2012年8月26日 (日)

お似合いなのが意外ですね

 パソコンの中の古い写真を探していたら、忘れていたおもしろいものが出てきたので、ちょっとご紹介をしておきましょう。
Photo_2
 上は、神保町のすずらん通りにあった古本屋さんで撮影したもの。岩波文庫の「庫」を、「广(まだれ)にカタカナの「コ」と書いてあります。下は、去年の秋に、立川市から昭島市にかけて広がる昭和記念公園にコスモス畑を見に行ったときに、売店で撮ったもの。「广」の中に「マ」と書いてあるのは、もちろん「多摩」の「摩」ですね。

 「广」の略字というと、慶応義塾の「慶応」を、「广」に「K」「O」と書くのが有名ですが、こういうバリエーションもあるんですね。

 「木へん」や「氵(さんずい)」といった、いわゆる「へん」の部首でこういうことをやろうとすると、右半分の部首と左半分のカタカナやアルファベットがうまくなじまず、今ひとつおもしろくはなりません。それが「广」だと、漢字の上から右にかけてを押さえてくれるので、カタカナやアルファベットと組み合わせても一体感があって、それが意外性を生みます。「广」の漢字がこういうふうに略して書かれるのには、そんな背景があるのかもしれません。

 そういえば、上の岩波文庫、会社のお昼休みに何気なく立ち寄って見つけた記憶があります。ファイルの日時を見ると、2008年2月15日となっていますから、辞表を出してから退職するまでの間です。残り少ない神保町暮らし。どんなことを考えながら、歩いていたものやら。

 この古本屋さん自体、今ではなくなってしまったので、いろいろな意味で、ぼくにとってはちょっとなつかしい写真です。

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