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2012年5月 2日 (水)

こんな使い方もあったのか……

 今朝の朝日新聞のスポーツ面に、ちょっと気になる広告が出ていました。男性向けの精力剤らしいのですが、その名が、「如意乒(にょいぴん)」というのです。3つめの字はネットではうまく出ないかもしれませんが、「兵」の下の2つの払いのうち、右側の払いがない漢字です。

 この字、漢字好きの間ではかなり有名で、「乒乓」とは現代中国語で「卓球」のこと。つまり、「ピンポン」に対する当て字です。形そのものが、なんとなくピンポン球を打ち合うようすを想像させるところがあって、1度、目にすると忘れられない漢字となっています。

 ただ、そのうちの「乒」だけが単独で使われている例は、これまで、目にしたことがありません。「如意乒」とはいったい、いかなる意味なのでしょうか? 基本的にはピンポンの当て字以外に使い道はなかったはずだけれど、と思いながらも、念のため辞書を引いてみましたが、やはり、単独で使えるような意味はありません。

 はてさて、これはどういう意味のネーミングなのか? ひょっとすると「乒」に新しい意味が誕生しているのか? だとすれば、漢和辞典的にはちょっとした事件だぞ。

 そう思いながらぼんやりすること、数分間。……あらあら、なぁんだ。

 「如意」とは「意の如く」ということで、つまり「思い通りに」ということ。とすれば、「にょいぴん」とは文字通り、「思い通りにピンとする」ということではあるまいか。だって、男性向けの精力剤なのですものねえ。

 下世話な話でたいへん失礼いたしましたが、こんな漢字の使い方もあるものなのか、と妙に納得した次第でした。

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